締切を決めるのは「受領日」
その年の控除対象になるのは、1月1日から12月31日までに自治体が受領した寄付です。
ここで重要なのは、判定基準が「申込日」ではないという点です。12月28日に申し込んでも、入金が1月5日になれば、それは翌年の寄付として扱われます。
そして「いつ受領したことになるか」は、決済方法によって違います。
決済方法別の締切一覧
| 決済方法 | 受領日の扱い | 実質的な締切 |
|---|---|---|
| クレジットカード PayPay・楽天ペイ・d払い・au PAY・メルペイ・Amazon Pay・キャリア決済 |
決済完了日 | 12月31日 23:59 |
| コンビニ払い・ペイジー | 入金日 | 年内に入金完了 申込だけでは成立しません |
| 銀行振込・払込取扱票 現金書留 |
自治体の受領処理日 | 12月中旬〜下旬 金融機関の営業日と自治体の処理に依存 |
12月31日はアクセスが集中し、決済が通らないことがあります。また自治体が独自に年内受付を早く締め切る場合があり、12月20日締切といったケースも珍しくありません。ポータルサイトの締切と、自治体の締切は別物です。
迷ったらクレジットカード
締切の観点では、クレジットカードが最も確実です。決済した瞬間に受領扱いになるので、時間差がありません。
加えて、2025年10月からポータルサイトのポイント付与は禁止されましたが、クレジットカード決済に伴う通常ポイントは対象外で今も付きます。還元率の高いカードを使えば、その分は確実に戻ってきます。
工芸品を狙うなら、締切はもっと早い
ここが、このサイトを読んでいる方にとって最も大事な話です。
南部鉄器も曲げわっぱも江戸切子も、職人が一つずつ手作業でつくっています。肉や米のように「在庫を積み増す」ことができません。
人気の品は秋のうちに受付終了することがあり、12月に探しても「受付を終了しました」と表示されるだけです。
実際、大館曲げわっぱの組合加盟企業は5社、従事者32名。南部鉄器の産地全体でも事業所74、従事者約730名という規模です。1年間で作れる数には、物理的な上限があります。
工芸品を狙うなら、10月中には申し込んでください。これが現実的な締切です。
職人の手作業でつくられる返礼品は、年末を待たずに受付終了することがあります。狙っている品があるなら早めに。
逆算スケジュール
年内に確実に済ませるための動き方です。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 9〜10月 | 控除上限額をシミュレーターで確認。工芸品はこの時期に申し込む |
| 11月 | 年収の見通しが立つ時期。上限額を再計算し、残りの枠を使う |
| 12月上旬 | 銀行振込・払込取扱票を使うならこのタイミングが限界 |
| 12月中旬 | コンビニ払い・ペイジーの入金を済ませる |
| 12月下旬 | クレジットカードで残りの枠を消化。31日は避けて余裕を持つ |
| 翌年1月10日 | ワンストップ特例の申請書が自治体に必着 |
上限額の確認は9月でも早くない
控除上限額は年収で決まるため、年末にならないと確定しません。ただし「8〜9割まで使う」という運用にしておけば、9月時点の見込みで動けます。
上限を超えた分は控除されず、純粋な寄付になります。ぎりぎりを狙うより、余裕を持たせるほうが結果的に得です。詳しくは上限額とワンストップ特例の記事にまとめました。
年明けにやること — ワンストップの1月10日
寄付が終わっても、まだ手続きが残っています。
確定申告をしない給与所得者は、ワンストップ特例の申請書を、翌年1月10日までに自治体へ必着で提出する必要があります。消印有効ではありません。
年末に駆け込みで寄付すると、書類が届くのが年明けになり、この期限が想像以上にタイトになります。12月の寄付は、書類を受け取ったらその日のうちに出すつもりでいてください。
忘れると全部無効になる条件
- 寄付先は年間5自治体以内。6自治体目を寄付すると、超えた分だけでなく全部が無効
- 申請書は寄付ごとに提出(同じ自治体に3回寄付したら3回)
- 確定申告をすると、提出時期にかかわらずワンストップは全て無効


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