この記事は、順番どおりに進めれば終わるように作りました。各ステップに詳しい記事へのリンクを付けてあるので、引っかかったところだけ読んでください。
そもそも何が得なのか
ふるさと納税は寄付です。ただし、寄付した金額のうち2,000円を超える部分が、一定の上限まで税金から差し引かれます。
・自己負担 … 2,000円
・税金から引かれる … 28,000円
・受け取る返礼品 … 寄付額の3割まで(制度上の上限)=最大9,000円相当
差し引きすると、2,000円で9,000円相当のものを受け取れる計算になります。これが「お得」と言われる理由です。
税金は前払いしています。手元のお金は先に出ていき、戻ってくるのは翌年です。年内に3万円出せるかどうかは、先に確認してください。
STEP1 上限額を調べる
これが最初で、いちばん大事な作業です。上限額を超えて寄付した分は、ただの寄付になります(税金は戻りません)。
上限額は年収と家族構成でおおよそ決まります。正確には住民税の所得割額から計算しますが、はじめての年はポータルサイトのシミュレーターで十分です。
・去年の源泉徴収票(「支払金額」と「所得控除の額の合計額」を見ます)
・家族構成(配偶者の有無、扶養している人の数)
計算の考え方と年収別の目安は上限額の記事にまとめています。目安の8割くらいに抑えておくと安全です。今年の年収が去年と変わる可能性があるためです。
STEP2 返礼品を選んで寄付する
ここが楽しいところです。ポータルサイトで探して、ネット通販と同じように申し込みます。
国税庁は、寄附金控除について「納税義務者である居住者本人又は非居住者本人が各年において、特定寄附金を支出した場合に適用をすることができます」としています。
つまり税金を払っている本人の名義で寄付しなければ、控除されません。妻名義で寄付したものを夫の控除に使うことはできません。詳しくは名義の記事に書きました。
申し込みフォームに「ワンストップ特例申請書を希望する」のようなチェック欄があります。忘れずにチェックしてください。後からでも書類は入手できますが、送ってもらえるほうが楽です。
はじめての人が満足しやすいのは、食べ物より「毎日使う道具」です。使うたびに思い出すので、体験が長く続きます。
STEP3 手続きをする
ここで道が2つに分かれます。
| ワンストップ特例 | 確定申告 | |
|---|---|---|
| 使える人 | 確定申告が不要な給与所得者で 寄付先が5団体以内 |
誰でも |
| やること | 寄付ごとに申請書+本人確認書類を寄付先へ郵送 | 翌年に申告書を提出 |
| 期限 | 翌年1月10日必着 | 還付申告なら5年以内 |
| 控除のされ方 | 翌年6月からの住民税が減る | 所得税が還付+住民税が減る |
| 詳しく | ワンストップの記事 | 確定申告の記事 |
会社員で、寄付先を5つ以内に収められるなら、ワンストップ特例が圧倒的に楽です。紙を書いて送るだけで終わります。
STEP4 控除されたか確認する
ここを飛ばす人が多いのですが、やってください。手続きの失敗は、この確認をしないと気づけません。
翌年5〜6月に配られる住民税決定通知書を見ます。給与所得者なら摘要欄に「寄附金税額控除」という記載があります。おおむね(寄付額-2,000円)の金額が入っていれば成功です。
見方は確認方法の記事にまとめました。もし控除されていなくても、還付申告で5年間は取り戻せます。
最初の年に気をつけること
上限額いっぱいまで使う必要はありません。まず1〜2万円で、手続きの流れを一度通してみる。翌年6月に住民税が減っているのを確認できたら、次の年から本格的に使う。この順序がいちばん安全です。
同じ品でも、通販で買ったほうが早く手に入ることもあります。急ぐものは通販、待てるものはふるさと納税、という使い分けが現実的です。


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